平成15年度より、文化交流事業の目玉となる磨嘴子遺跡の合同発掘調査がスタートしました。
磨嘴子遺跡は、甘粛省の省都・蘭州より北西へ約300㎞に位置する武威市にある遺跡です。
これまでの甘粛省博物館によって発掘調査が行われており、漢代の墓から「国宝」や「国家一級文物」に指定されている木簡や多くの木製品を出土しています。
このページでは、これまで3年にわたって行われた合同発掘調査についてご紹介します。
平成15年度 第1次合同発掘調査
平成16年度 第2次合同発掘調査
平成17年度 第3次合同発掘調査
所在地 | 中華人民共和国甘粛省武威市涼州区新華郷 | |
---|---|---|
時代 | 新石器時代・後漢代・魏晋南北朝代 | |
遺跡状況 | 荒地・畑地・墓地 | |
遺跡面積 | 約700,000㎡ | |
合同発掘調査以前の 調査歴 |
1956年 7月 | 甘粛省博物館による発掘調査 5基の土洞墓を調査 (M1-5) |
1959年 7月 | 甘粛省博物館による2度目の発掘調査 6号墓の調査 (M6) |
|
1959年 8月-11月 | 甘粛省博物館による3度目の発掘調査 31基の土洞墓を調査(M7-37) |
|
1972年 | 甘粛省博物館による4度目の発掘調査 35基の土洞墓の調査(M38-72) |
|
1981年 | 「王杖招書令簡」26枚が発見される。 | |
主な出土品 | 国宝級文物・・・木簡 《儀礼》《王杖十木簡》《王杖詔書令》 六博俑 国家一級文物・・・毛筆、木胎漆式盤など64件 |
※発掘調査の成果をわかりやすく紹介した「秋田県、シルクロードを掘る」が刊行されました。
ダウンロードは秋田県公式サイト「美の国あきたネット」まで。