開館時間: 9:00〜16:00
休館日: 12/28~1/3, 成人の日, 建国記念の日(2/11), 春分の日

平成16年度 第2次合同発掘調査

磨嘴子遺跡 I区作業状況

合同発掘調査2年目となったこの年。

昨年に続いて5基の漢代の墓と、武威市周辺では調査例の少ない新石器時代の遺構を調査し、多くの成果を挙げました。

調査期間 平成16年7月1日~9月13日
調査面積 600㎡(I区 530㎡ II区 70㎡)
調査をした
主な遺構
I区:主に新石器時代の遺構
    土坑墓 57基、土坑 12基、
    性格不明遺構 7基、土器埋設 21基
    柱穴 9基

II区:漢代の遺構
    土洞墓 5基、木槨墓 1基
調査の目的 1. 日中双方で、互いの発掘調査の方法や資料整理方法を学ぶ
2. 漢代墓の調査
3. 河西地区の新石器時代馬家窯文化の地域性と埋葬習俗の研究
調査機関 日本国側: 秋田県埋蔵文化財センター
中華人民共和国側: 甘粛省文物考古研究所、甘粛省博物館、武威市文物考古研究所
発掘調査の体制 秋田県側:櫻田 隆(文化財保護室主幹)
     武藤祐浩(埋蔵文化財センター中央調査課)
     加藤 竜(埋蔵文化財センター南調査課)

甘粛省側:王 輝 (甘粛省文物考古研究所 副所長)
     趙雪野(甘粛省文物考古研究所 副研究員)
     魏美麗(甘粛省文物考古研究所 試用職員)
     盧国貨(甘粛省文物考古研究所 運転員)
     王 琦 (甘粛省博物館弁公室 主任)
     王 勇 (甘粛省博物館歴史部 副研究館員)
     韓小豊(武威市文物考古研究所)
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I 区調査風景

調査開始。

平成15年度に行ったボーリング調査で新石器時代の遺構があることが分かった I 区。
10メートル四方のグリッドを設定し、掘り進めていきました。

次々と発見される彩陶土器や人骨も残っている新石器時代の墓。

この場所は、今から約4000年前の墓地だったようです。

I区新石器時代遺構
遺跡を訪れた子供達

調査の様子を見に遺跡を訪れた
近隣農村の子供達。

地面にすっぽりと埋めたれた
美しい彩陶土器。
何のために埋められたものか、
中から人骨が発見される事が稀であるため、
いまだ定説はありません。

彩陶
作業のようす

世間話をしながら、
調査に精を出す現地作業員。


問い合わせ先
秋田県埋蔵文化財センター
〒014-0802 秋田県大仙市払田字牛嶋20番地
電話:0187-69-3331 FAX:0187-69-3330
E-mail : maibunweb@mail2.pref.akita.jp