土笛 Clay Whistle

出土地：高石野遺跡　
指定等：三種町指定有形文化財（考古資料）
時　代：縄文時代晩期（今から約2,800年前）
大きさ：縦11.5cm、横9.0cm、厚さ4.1cm
展　示：琴丘歴史民俗資料館「縄文の館」（三種町）
所有者：三種町
　※中空内部の形状データは秋田県産業技術センター提供

高石野遺跡（たかいしのいせき）は、縄文時代後期～晩期にかけての海浜集落と考えられています。この遺跡から見つかった縄文時代の土笛は大変珍しく、学術的にも貴重な発見とされています。
　土笛は4点見つかっています。そのうち2点は頭部と尾部および胴部の左右に突出した鰭状の前足が認められ、アザラシを思わせる形をしています。また、背面上部に吹口があり、穴はそこから胴部の中心を通って尾部に至っています。

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The Takaishino Site is thought to be a late to final Jomon period coastal settlement. The Jomon clay flutes found here are unique and scientifically significant.

Four flutes were discovered. Two resemble seals with heads, tails, and flipper-like limbs. A blowhole is on the back, connected to a hole running through the body to the tail.