開館時間: 9:00〜16:00
休館日: 12/28~1/3, 成人の日, 建国記念の日(2/11), 春分の日

2009(平成21)年度

 このページでは、平成21年度に当センターを訪れていた甘粛省文物局の楊芳(ヤン・ファン)さんのの秋田県での活動の様子を紹介します。

交流員紹介

名前
楊 芳 Yang Fang
所属
甘粛省文物局弁公室
抱負
秋田の伝統文化や自然、ことばについて学びたいです。
省で従事している
業務の内容
主に文物局のIT関係業務

これまでの研修内容

8月16日

蘭州市より東京に到着しました。

8月17日

楊さんが、東京より秋田空港に到着しました。
県庁で挨拶後、大曲のアパートに夕方到着しました。
お疲れ様でした。

8月18日

初出勤
楊さんが、埋蔵文化財センターに初出勤しました。
ひとまずは生活環境を整えるために、市役所の外国人登録手続きなどしました。
今後は、日常業務として、センター内で遺跡の整理作業研修、展示・資料管理研修、補助作業、日本語研修等を中心に行います。

玄関で楊芳さんをお出迎え
玄関で楊芳さんをお出迎え

所長室であいさつ
所長室であいさつ(通訳は山村元交流員)

8月26日

講演会の準備作業
博物館実習生とともに、8月30日に開催される講演会の準備作業をしました。
日本語、中国語、英語を交えてのやりとりを楽しみました。
横断幕作成

8月27日

講演会の準備作業
8月30日開催予定の講演会当日に配布する資料を作成しました。
配布資料作成

午後は日本語研修です。ひらがなを読むのはバッチリのようです。
日本語研修の様子

8月30日

講演会に参加
当センター主催の講演会「古代城柵と蝦夷」に参加しました。難しい日本語でしたが、
秋田県民の歴史や文化財への関心の高さが分かってもらえたでしょうか。
講演会

9月1日

みんなと楽しい昼食タイム・8月30日講演会アンケートの集計作業
お昼はみなさんとの昼食を楽しみました。日本の仕出し弁当のお味はいかが?
また、8月30日に開催した講演会のアンケートを集計する作業を一緒に行いました。楊さんにはアンケートの答えを日本語で読み上げてもらい、吉川耕太郎文化財主任がパソコンに打ち込んでデータ処理しました。逐一、アンケートの結果を検討することに驚いたようです。

9月8日

小安峡などを見学
中央の男性は県立博物館交流員の朱森平さん。

8月26日

中央調査班で男鹿研修
県立博物館に来ている朱森平さんと埋蔵文化財センター中央調査班で研修を行いました。発掘現場のほか、文化財なども見学しました。
小谷地遺跡
当センターで調査中の小谷地遺跡の説明を谷地薫主任学芸主事から受ける。
脇本城跡
男鹿市教育委員会で調査中の脇本城跡を見学。
市教委の五十嵐祐介さんより説明を受ける(中央は朱さん)。
八望台
八望台より絶景を臨む。
砂浜
砂浜を堪能。甘粛に海はないですから

9月18日

発掘技術研修会
埋蔵文化財センター主催の発掘技術研修会に参加しました。
みんなの前で自己紹介
小谷地遺跡での実地研修
海岸で黒曜石採集

9月25日

お昼休みには餃子作り&甘粛省の紹介
楊さんに美味しい餃子の作り方をおそわって、甘粛省の紹介をしてもらいました。
みんなで餃子の皮つくり
ツーショット
できあがった餃子
水餃子をおなかいっぱい
映像を観ながら甘粛省の文化を理解

10月16日

青森県三内丸山遺跡の視察研修
三内丸山遺跡の整備・活用状況や現在の発掘調査現場を視察しました。
三内丸山遺跡

10月26日

研修報告書の作成
3か月にわたる研修の報告書作成を徐々に始めなければなりません。日本の文化財保護法についても、中国との比較を通して理解を深めました。
報告書作成

11月2日

大仙市立清水小学校での学校交流会
清水小学校のみなさんとの学校交流会をしました。甘粛省の文化や中国語に大変興味を持ったようです。児童の踊りも見せてもらい、最後には折鶴をいただきました。
交流会
折り鶴

11月4日

湯沢高校稲川分校での学校交流会
甘粛省の文化や歴史についてお話しました。楊さんにとっても甘粛省の文化を紹介できるいい機会となりました。
甘粛省紹介

11月5日

土器接合作業
現場が終わったばかりの鹿角市湯瀬館跡出土の縄文土器の接合にチャレンジ!何点か接合することができました。
土器接合作業

11月9日

送別のセレモニー
埋蔵文化センターで離任式をしました。楊さんからは、3か月にわたる秋田県への謝辞が述べられ、「皆さんが甘粛省にいらした際には、日本語で案内できるように、がんばって日本語の勉強をしたい」とのお話でした。
10日の朝、6時34分大曲発の新幹線で関西・関東研修を行った後、15日の9時成田発の便で帰国します。随行員は、今年度県交流員の高橋和成文化財主事です。
楊さん、本当に短い期間でしたが、素敵な笑顔をありがとうございました。楊さんとの色々な体験をとおして私たちも国際交流の大切さ、素晴らしさを学ぶことができました。
所長より楊さんへエール
楊さんへ記念品と寄せ書きの贈呈
楊さんからのお言葉
皆で記念写真

11月10日

新幹線で一路関西へ 一路平安! 再見!!
朝6時34分発のこまち2号で、無事、関西へ旅立たれました。別れのホームはいつも、つらいものですが、それは充実した交流の証でもあります。
楊さん、朱さん、3か月間、ほんとうにお疲れ様でした。帰国後のご活躍をセンター職員一同、心よりお祈りいたしております。
報告書作成
涙の別れ
報告書作成
涙をこらえて再見!

11月10~15日

関西・関東視察研修および帰国
帰国にあわせて関西・関東方面の視察研修に行きました。秋田とはちがった文化に触れて、感動に包まれての帰国となったようです。
はじめての新幹線
金閣寺にて
清水寺にて
浅草にて
成田空港にて bye-bye!

問い合わせ先
秋田県埋蔵文化財センター
〒014-0802 秋田県大仙市払田字牛嶋20番地
電話:0187-69-3331 FAX:0187-69-3330
E-mail : maibunweb@mail2.pref.akita.jp