湯沢市若畑 人口:23 人 世帯数:8 世帯
地域のあらましと歴史
湯沢市皆瀬にある若畑(わかはた)地域は、集落の標高が420メートルほどの、周囲を里山に囲まれた農村集落です。
開拓される以前の若畑地域は、山あいの湖沼であったと考えられ、今日でも水田の底には、アシなどの根が泥炭状になっているのを見ることができます。
若畑は小規模な集落ですが、住民の強い団結力が自慢です。平成10(1998)年から約20年続けて、「小さな村の小さな物産市」を合言葉に、住民総参加の手作りイベント「若畑紅葉祭り」が毎年秋に開催されていました。紅葉まつりで好評だった「みそ焼きたんぽ」は、東京、仙台、石巻で行われる湯沢市の物産展に継続的に出品するなど、若畑の代名詞として知名度を高めてきました。
平成25(2013)年には、県と市の協力を得て、住民と県外に暮らす集落出身者が宮城県仙台市に集まり、「集落を残す」をテーマにワークショップを開催しました。ワークショップの後、地域に戻ってきた住民もおり、集落の存続を語り合う貴重な機会となりました。
また、「にんぎょ(人形)立て」と言われる、人形道祖神の藁の衣替えを毎年、年3回(4、7、11月)、全世帯から各1名が参加して行っています。もともと男性のみの参加行事でしたが、最近では女性の方々も参加するようになってきました。
「わだ(私たち)のことはわだでやる」。ふるさとを何よりも誇りに思う若畑の皆さんは、お年寄りから子供まで集落全員で魅力あふれる「若畑」の里づくりを進めています。
※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在の湯沢市のデータです。
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