若畑地域では正月料理によく使われるシソ科の多年草の植物・小さな巻き貝のような型をした「チョロギ」や、横手市山内のようにいぶり大根の漬物を作っている家庭も見られます。
各家庭で作られる漬物のバリエーションは豊富で、刻んだ昆布の粘りが特徴の「いぶり大根の松前漬」なども逸品。上品な口当たりとパリパリした歯ごたえのいぶり大根の漬物は、お酒のつまみにぴったりです。
来客があればさりげなく漬物が出てくる、これは若畑のおもてなしの基本のようです。
平成23(2011)年4月掲載
こちらの記事もおすすめです
かゆもち(若畑もち)
秋田県内では冬の保存食として、四角い形に切られた「干し餅」がよく作られています。 若畑では「かゆもち(別名:若畑もち)」と呼ばれる丸い干し餅が作られてきました。おかゆのように溶けるまで煮込んだもち米を、丸い形状...
食
米菓子・餅
油揚げまんま
いなり寿司に似ているこの食べ物の名前は「油揚げまんま」。握ったご飯を油揚げにつつむいなり寿司と違い、油揚げや味付け用の砂糖の甘さがもち米に染み込み、もちもちの食感がたまらないごはんです。 若畑では田植えの時...
食
米菓子・餅
若畑の地名
湯沢市若畑地域の「若畑(わかはた)」という地名は、現在の山形県を支配していた戦国大名・最上一族による稲庭城攻略の際、ここに陣を置き、旗を立てたものの、時期が早いため「若旗」といったのが起源と言う伝承があります...
歴史
地域の歴史