-峻厳な岩の造形-
湯沢市皆瀬にある兜山(かぶとやま)は、別名「かぶと岩」とも呼ばれていますが、若畑地域側からみると名前のような荒々しい感じはしません。 広葉樹や林道沿いには杉が植林されたごくごく普通の山なのですが、兜山の裏側から眺めると、岩壁の峻険さに驚かされます。この岩の連なりを、地元の人たちは「かぶと岩」と呼んできました。
絶壁が見える場所は意外に限られていますが、川原毛地獄から秋の宮に抜ける途中、兜山と奥宮山を一度に見ることのできるポイントがあります。ここから見ると、若畑の集落が兜山と奥宮山に包まれているように見えます。奥宮山には別名があり、「鎧山」と呼ばれています。兜山と合わせて、若畑の地名の由来(若旗=陣を構えて旗を立てた)との関係を思うとき、興味深い名前となっています。
兜と鎧に守られた集落が、若畑なのです。
平成23(2011)年4月掲載
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