湯沢市岩崎 人口:1,459 人 世帯数:609 世帯

8月16日に「かしま館」で開催される岩崎盆踊り

9月の岩崎八幡神社祭典では白装束姿の人々が地域を練り歩く

12月の「初丑まつり」は地域の男衆がえびす俵を勇壮に奉納する

岩崎地域に伝わる道祖神「鹿島様」。毎年春に稲わらの衣替えが行われる

地域のあらましと歴史

 湯沢市岩崎地域は、湯沢市と横手市十文字の境に位置します。平安時代に源義家が戦勝祈願に鐙を奉納した岩崎八幡神社や、秋田三大伝説「能恵姫」の言い伝えなど、歴史にちなんだ逸話も数多く伝わります。明治時代には「岩崎県」が置かれたこともあり、城下町として栄えました。現在、9つの町内(末広町、緑町、栄町、清影町、松並町、成沢、松浦、山崎、茜)で岩崎地域が構成されています。
 農作業が本格化する前の4月になると、稲藁でできた高さ4mを越える人形道祖神「鹿島様」の衣替えが、岩崎地域の3つの町内(末広町、緑町、栄町)で行われます。末広町町内会は鹿島様の出張展示も行った経験があり、昭和59(1984)年に作った鹿島様は国立民俗博物館(千葉県)に保存されたほか、東京都や宮城県などでも出張展示も行いました。
 8月の岩崎盆踊り、9月の岩崎八幡神社祭典や12月の初丑まつりなどは、岩崎地域の町内で受け継がれてきた伝統ある行事で、岩崎地域の各町内が地域の一員としてこれらの行事を支えています。
 【岩崎地域のお問い合わせ】湯沢市ふるさとふれあいセンターかしま館(電話:0183-73-2904)

※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在の湯沢市のデータです。

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