博物館の1日

  
 
 
表紙から裏表紙にかけて描かれているのは国立科学博物館です。左側の飛行機の形をしている建物が日本館、右側は地球館です。
「どんな恐竜が見られるかな?」「おおきいのが見たいね」と会話しながらやって来た親子と一緒に博物館を探検していきましょう。
まず向かったのは恐竜の展示室。大人も見上げるほどの迫力がある化石標本がいっぱい。
家族連れや仲間同士など来館者の様子も描かれていて、会話が聞こえてくるようです。
フロアにいた研究員さんが、化石発掘に使う道具やレプリカ作り、復元骨格を組み立てる手順などを詳しく教えてくれました。
他にも親子で一緒に楽しむことができるたんけん広場や、全球型で360度全方位に映像が映し出されるシアター36○も紹介されていて探検はまだまだ続きそうです。
研究員の仕事だけでなく、展示物を清掃する人や警備員など博物館を支える人たちが登場するのもこの絵本の魅力です。
県内の博物館や資料館を訪れるのもオススメ!実際に行くのが難しくても、お出かけ気分を味わえるのが絵本の醍醐味です。
開閉館時間を気にすることなく、いつでもどこでも何度でもお楽しみください♪

髙橋 寛光(あきたパパ絵本チーム「パパコラボ」)

(令和6年5月4日秋田魁新報掲載)

 

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対象年齢 小学校低学年ぐらいから
作者名等 いわた 慎二郎・作・絵
出版社 講談社