春のぽかぽか陽気で、お出かけやお外遊びが楽しくなりましたね。今回は、列車や乗客はもちろん、線路沿いで暮らす人たちや、列車の外の風景が描かれた絵本を紹介します。
さあ、朝を迎えて駅の周りがにぎやかになってきましたよ♪
リュックを背負った親子はどこに行くのかな? 待ち合わせしている人達は何の集まり? 一人一人の様子が細かく描かれているので、お子さんとの会話も弾みそう。赤ちゃんを抱っこするママとパパ、カメラを持った「撮り鉄」さんなど、気になる絵が満載です!
ガッタン、ゴットンと列車が出発。街や自然を通り過ぎ、お客さんを乗り降りさせながら終点を目指します。線路の周りには、虫取り網を持った親子や仕事中の大人たちなど、いろいろな人がいます。広い田んぼや輝く川など、豊かな自然もあります。それぞれの会話や音は描かれていないけれど、聞こえてくる感じがして不思議です!
絵本の中の誰かの生活や向かう先、列車の行き先を想像しながら読み進めるのもおすすめです。読む度に新たな発見があるはずです。出版社によると、品切れで重版未定とのことですが、図書館で読むことができます。さぁ、皆さんも楽しい旅にいってらっしゃい♪
髙橋 寛光( あきたパパ絵本チーム「パパコラボ」 )
(令和5年4月22日秋田魁新報掲載)
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
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作者名等 | 岡本雄司・作 |
出版社 | 福音館書店 |