恐竜トリケラトプスとウミトカゲ

 舞台は7千万年前のアメリカ大陸。そこにはたくさんの恐竜が住んでいました。トリケラトプスのビッグホーンと仲間たち、そしてプテラノドンのプテラぼうやが海岸にやってきました。砂浜を歩いていると、海に恐竜の子どもが浮かんでいるのを見つけます。助けてあげようとプテラぼうやが飛んで行き、子どもをつかんだと思ったら…。「グガアーッ!」。大きなウミトカゲが襲いかかってきます。
 皆さんは、ウミトカゲと聞いてどんな恐竜か思い浮かぶでしょうか? ウミトカゲの全長は最大で17メートル。大きな口には鋭い歯が並び、海のギャングとも言われています。どう猛で恐ろしい姿に注目です。
 作中では恐竜の子どもを巡って、ビックホーンたちとウミトカゲの迫力満点の攻防が繰り広げられます。ウミトカゲたちは肉食で水中が戦場。ビッグホーンたちは劣勢の状況で、無事に恐竜の子どもを助け出すことができるでしょうか? ハラハラドキドキの展開に目が離せません!
 夢とロマンが広がる恐竜の世界の魅力や迫力がぎゅっと詰まった一冊です。太古の時代に思いをはせながら、親子で楽しんではいかがでしょうか?

林一輝(NPO法人ファザーリング・ジャパン東北)

(令和6年3月2日秋田魁新報掲載)

 

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対象年齢 5歳ぐらいから
作者名等 黒川みつひろ・作・絵
出版社 小峰書店