八峰町石川 人口:462 人 世帯数:196 世帯

勇壮な郷土芸能「石川駒踊り」

白神山系の山から湧き出る、自慢の「水」

江戸時代から続く伝統の味「石川そば」

石川駒踊りと奴踊りを受け継ぐ「石川郷土芸能保存会」

地域のあらましと歴史

 八峰町の石川(いしかわ)地域は、旧峰浜村を通る国道101号から車で約20分の場所に位置します。
 歴史は古く、伝統芸能である「石川駒踊り」は慶長7年(1602)佐竹氏が常陸から出羽へ転封された際に伝えられたと言われております。
 昭和38年の大火の為、集落のほとんどが消失しましたが、火災の教訓を生かした集落の都市計画、転作田での特産品づくりなどに取り組み、大火から36年後の平成11年、農林水産祭むらづくり部門で、最高の栄誉と言われる「天皇杯」を受賞しました。
 石川地域では、300年以上前からそばの栽培が盛んで、竹原神社祭典の参拝客に振る舞ったほか、年越しそばが各家庭で作られていました。石川そばの最大の特徴は、そば粉のつなぎに豆乳を使っているところで、全国的にも珍しい製法とのことです。
 道の駅「みねはま」に併設されたレストランでは、挽きたて・打ち立ての地蕎麦粉の薫り高い石川そばを味わうことができます。

※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在の八峰町のデータです。

アクセス

関連記事

高峰山(たかぼうやま)

 高峰山は、八峰町の石川地域の奥に鎮座する山です。標高は368m、石川地域はもちろん、天候に恵まれれば日本海や男鹿の寒風山、本山なども眺望できるスポットです。  頂上付近は小さな駐車場と公園が整備されており、写真解...

自然・施設

ビューポイント

石川大火と天皇杯

 昭和38年におきた峰浜村(現・八峰町)石川地域の「大火」を、住民の皆さんは「サンパチ」と呼びます。  大火が起きたのは、昭和38年4月15日の午後2時のことでした。全焼138戸、半焼75戸、家屋や農機具などを合わせ、2億365...

歴史

地域の歴史

竹原神社

 八峰町石川地域の中心部から、県道63号線で南東に向かい、ひとつ谷を挟んで隣の丘陵地に入ると、広大な畑が広がっています。竹原神社は、その奥、静かな木立の中に佇んでいます。  天保元年(1829年)創建の竹原神社は、昭...

歴史

神社・寺

南蛮べっちょ

 秋田県の能代山本地方では、法事などの場で「南蛮べっちょ」と呼ばれる精進料理がよく登場しました。南蛮(唐辛子)を使い、べっちょをかく(泣いてしまう)ほど辛いことから名付けられたと言われ、八峰町石川地域でもよく食...

郷土料理

石川駒踊りと奴踊り

 八峰町石川地域に伝わる石川駒踊りと奴踊りは、町の無形民俗文化財に指定されています。江戸時代初期の慶長7(1602)年、佐竹義宣が常陸(現在の茨城県)から出羽(現在の秋田県)の国へ領地の国替えとなり、出羽の国へ入るま...

伝統行事・イベント

郷土芸能

曽布沢(そふさわ)神社祭典

 八峰町の石川地域では、5月5日、曽布沢(そふさわ)神社の祭典が行われます。  石川郷中をはじめ、石川生産森林組合、石川上下水道維持管理組合などの集落関係者が会して、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。神...

伝統行事・イベント

伝統行事

石川郷中の活動

 八峰町の石川郷中は、平成11年度の農林水産省の農林水産祭むらづくり部門で、最高賞の天皇杯を受賞しています。昭和38年の「石川大火」後にスタートした石川のムラづくりは、集落の都市計画から始まりました。  現在の石川...

地域活動

地域団体

石川フェスティバル

 八峰町の石川地域で2年に一度、9月上旬に「石川フェスティバル」が開催されます。2011年には8回目を迎えました。 イベント当日は、夕方になると、会場の石川地区多目的集会施設前には屋台が並び、地域の人々による踊りや歌が...

伝統行事・イベント

地域活動

イベント

世代間交流

石川郷土芸能保存会

 日も暮れた夜7時、八峰町の石川地区多目的集会施設に、「東西、赤坂奴(やっこ)の笛たのむ!」と、女性の声が響き渡ります。夕飯の支度を済ませた女性たちが、石川奴踊りの練習を行っています。石川といえば勇壮な駒踊りが有...

地域活動

伝統継承