大館市大葛 人口:406 人 世帯数:189 世帯
地域のあらましと歴史
大葛(おおくぞ)地域は大館市の旧比内町の中心部、扇田地区から南東に約16Kmの所に位置しています。米代川の支流である犀川に沿って7つの集落が連なり、大葛地域が構成されています。
この地域は、古くから金山で栄えました。伝承によれば、大葛金山は708年に発見され、採れた金は奈良の大仏や金閣寺などで使われたと言われています。その後、金山は昭和50(1975)年に閉山し、周辺の町並みは林野に姿を変えましたが、鉱夫やその家族が眠る金山墓地は、住民の皆さんにより大切に保存されています。
昭和50(1975)年に犀川が氾濫し、大葛地域は大きな被害を受けました。その時結成されたのが「大葛の将来を考える会」です。集落の代表と理事、青年団・婦人会の代表から構成され、地域をまとめる会として「大葛の将来を考える会」は活動を行ってきました。
平成22(2010)年12月より、大葛地域では二人の地域おこし協力隊員を受け入れました。干し餅の商品化や蕎麦栽培など、地域資源を活かした活動を行っています。
※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在の大館市のデータです。
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