竜ヶ森は、大館市比内地方と北秋田市の境に位置する標高1049.8mの山です。東北百名山になってからは登山者も増え、バスツアーのお客も訪れるようになりました。大館市大葛地域の長部(おさべ)集落には「竜ヶ森登山道入り口」の標柱があり、そこから車で20~30分ほど林道を進むと、竜が森の比内コース登山口があります。 

 毎年、6月1日には北秋田市と大館市の合同山開きが行われ、たくさんの登山客で賑わいます。
 
 登山口は大館市と北秋田市の双方にあり、大館市側からは比内コースと最上コースの二つがあります。比内コースは初心者向け、最上コースは、比内コース登山口に車を止めて30分ほど歩いたところにある、上級者向けのコースです。
 
 比内コースは旧大葛小学校の親子登山で毎年登られたコースでもあり、ゆっくりと登りさえすれば、健康な方であれば2時間ほどで頂上に着き、1049.8mの眺めを満喫することが出来ます。途中、五合目を過ぎたあたりからのブナの林は、樹齢数百年と言われる木々が立ち並ぶ見事なもの、初夏には新緑のブナ、秋には紅葉を満喫できます。
 
 頂上には展望台や避難小屋があり、大館市の樹海ドームなども見ることができます。避難小屋には記念スタンプもありますので、登山記念としていかがでしょうか?
 
 初心者向けとはいえ頂上まで3.5kmの山道は相当なものですので、体調との相談はもちろんのこと、登山の装備やクマよけなどは決してお忘れなく。また、登山口や登山道から頂上にはトイレがないため、出発前にトイレは済ませておきましょう。
 
平成23(2011)年4月掲載
 
【関連リンク】
●ウェブサイト:竜ヶ森(大館市役所)※外部リンク

こちらの記事もおすすめです

大葛青若会(せいわかい)の活動

 大館市大葛(おおくぞ)地域の7集落の青年団メンバーで構成する任意団体「大葛青若会(せいわかい)」は、様々な活動を行っています。  大葛青若会結成のきっかけは、お盆の夏祭りです。もともと、各集落で行われていた夏祭り...

地域活動

地域団体

ベニヤマサクラ

 ベニヤマザクラは、東北や北海道で多く自生していることから「蝦夷山桜」とも呼ばれます。ヤマザクラ系のサクラで、花は淡紅紫色の一重咲き、葉と花がソメイヨシノよりも大きく、別名は「大山桜」とも呼ばれます。 大館市大葛...

自然・施設

花・樹木

大葛の将来を考える会の活動

-洪水から生まれた地域おこし-  大館市大葛地域を、静かな瀬音を立てて流れる犀川。途中で金山川と合流し、大葛地域を貫くように流れていきます。昭和50年(1975年)、この犀川が氾濫し、大葛は大きな被害を受けました。その...

地域活動

地域団体