さまざまなおはなし会 (2013年度マザーズ・タッチ文庫絵本選考委員 柴田麻衣子)
多くの図書館では、定期的におはなし会が開催されています。絵本の読み聞かせが中心ですが、紙芝居やエプロンシアター(エプロンを舞台に人形劇などを行うもの)、手遊びなどがプログラムに組み込まれることもあります。ぜひ、お近くの図書館に問い合わせてみてください。
「家庭では本を読んであげているけれど、静かな図書館に子どもを連れて行くのは不安」という声をよくお聞きします。一般的には、図書館の中で児童コーナーは隔てられていますので、あまり気負わず利用していただきたいものです。もちろん、小中学生になってから騒ぐのは困りものです。そういった意味でも、小さいときからお話会などで図書館に親しむことにより、マナーを身につけることができるでしょう。
おはなし会での出合いは、それまで手にとったことのない作品とばかりではありません。よく知っているお話でも、読み手が違うだけで新しい発見があります。そのようなたくさんの出合いは、家庭でのいつもの絵本タイムにも良い影響を与えてくれます。子どものお気に入りがみつかったり、おうちの方の読み方に広がりが生まれたり。さあ、おはなし会を楽しんでみましょう。