いくら頑張っても、独り眠れない夜。遠くの空に光を見つけて「あそぼー」と呼びかけると、糸につるされた星が空から下りてきました。糸につかまると、釣り上げられるようにして一気に月へ。同じく眠れずにいた月のうさぎさんが誘ってくれたみたいです。
他にも眠れない誰かがいるかも?と、うさぎさんと一緒に星の釣り糸を垂らすと、カニさん、キツネさん、おおぐまさんとこぐまさんが月までやってきました。数え切れないほどたくさんの星も糸にかかりました。お星さまも眠れなかったみたいです。みんなで星の間をジャンプしたり、星のじゅうたんに寝転んだり。独りぼっちのうさぎさんが寂しくないよう、たくさん遊んでいたら、だんだんまぶたが重くなってきました。
韓国の絵本作家による真夜中の物語。あとがきには「世界から集まった〈ひとり〉がみんなで、思う存分遊んでその力でぐっすり眠れることを願っています」とつづられています。「心細い夜を過ごしているのは自分だけじゃない」と勇気をもらえる一冊です。
かわいくてきれいな絵に心が癒やされます。秋の夜長。お月さまやお星さまを眺め、空の上の「みんな」を想像しながら読んでみてはいかがでしょうか。
| 対象年齢 | 3歳ぐらいから |
|---|---|
| 作者名等 | キム・サングン・文・絵/すんみ・訳 |
| 出版社 | パイ インターナショナル |