朝日に手を合わせて一日の無事を祈る、「お天道さまが見ている」と心に留めて恥じない行いをする…。お日さまに対するイメージや関わり方は人それぞれかと思いますが、この物語の太陽「おひさん」は、赤いスーツに赤いちょうネクタイというスタイルで登場します。
ある朝、東の空に昇るはずのおひさんが、山を乗り越えズンドコズンズンと歩いて村に近づいてきました。村人から空に引き返すよう促されながらも、楽しそうな村の生活を一度でいいから体験したいと懇願します。前代未聞の出来事ながら、村人たちは相談の末、招き入れることにしました。
人間大になったおひさんは、子どもたちとのかくれんぼ、洗濯場でのおかみさんたちとのおしゃべり、旦那衆との酒盛りなどを体験し、ご満悦の様子。しかし、おひさんがしばらく空を留守にしたので、空からチラチラチラと雪が舞い降りてきてしまいました。寒い寒い冬が到来し、物語の行く末はいかに。
人間味あふれるおひさんに会ってみたいなぁと思ったり、これまでのお日さまに対する捉え方が変わったりする方もいらっしゃるかもしれませんね。ユーモアたっぷりでぽかぽかとした世界観にどっぷり漬かってみてくださいね。
| 対象年齢 | 小学校低学年ぐらいから |
|---|---|
| 作者名等 | たかべ せいいち・作 |
| 出版社 | くもん出版 |