すいぞくかんであいましょう

 

 
  
 
 


 ウミガメが表紙でお出迎え。ページをめくると「ポンポンポンポーン  ようこそようこそ水族館へ」とアナウンスも入り、読者の「来館」を歓迎してくれます。
 たくさんのお客さんが集まっているのは大きな水槽の前。そこには悠々と泳ぐ大きなシルエットが…。その特徴的な形から、この生き物の正体が分かるでしょうか。
 次のページは一転して明るい大きな水槽です。いろんな姿の魚がいて、お客さんたちも楽しそう。読み進めると、ペンギンやゴマフアザラシなども次々に登場します。
 館内のバックヤードにもスポットが当たります。水をきれいにする設備や、えさを準備している飼育員さん、生き物たちの健康状態をチェックする獣医さんなど、普段は見られない裏側の様子が描かれています。
 ダイナミックでユーモアあふれる絵から、生き物たちのおしゃべりが聞こえてきそうです。お客さんたちのつぶやく声も描写されていて、本当に水族館を巡っているような気分になれます。この夏、ぜひ絵本の中でも水族館を楽しんでみてくださいね。





 

田丸美穂(秋田県子ども読書支援センター)

(令和8年7月18日秋田魁新報掲載)

2026あふれちゃんのえほんばこへ進む

林一輝(NPO法人ファザー リング・ジャパン東北)
対象年齢 5歳ぐらいから
作者名等 こしだ ミカ・作
出版社 BL出版