日本の昔話を基にした作品です。ニンジンやゴボウは、もともとはダイコンと同じく白色だったといいます。どうして今の色になったのかを、面白おかしく描いています。
一緒に暮らしていた、にんじん、だいこん、ごぼうの3人は、ある日みんなで泥んこ遊びをしました。にんじんは我慢強くて真面目、だいこんはきちょうめん、ごぼうは面倒くさがりでおおらか。3人とも泥だらけになったので、お風呂で体を洗うことにします。お風呂の入り方には、それぞれの性格の違いがはっきり出ます。
お風呂から上がった後の様子も三者三様。赤くなったにんじん、白くきれいになっただいこん、黒いままのごぼう。それぞれの姿が、今の色につながっているというお話です。
野菜の色や、食べることに興味が広がり、食育につながる作品です。お風呂を好きになるきっかけづくりにも一役買ってくれるかもしれません。
野菜たちが使う家具やお風呂道具には、細部に描き手の遊び心が見て取れます。そうしたユーモアあふれる描写を見つけるのも楽しい一冊です。最後にみんなでベッドに入って眠る場面は、読み手の心もほっとさせてくれます。
| 対象年齢 | 3歳ぐらいから |
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| 作者名等 | 植垣 歩子・再話・絵 |
| 出版社 | 福音館書店 |