虫をつかんだり、木の実を乗せたり…。自然と触れ合う子どもの手元の写真が、それぞれのページいっぱいに1枚ずつ載っています。文章はなく、子どもの表情もほとんど写っていません。それでも、「みてみて!」 という興奮した声が聞こえてきそうな力のあるカットばかり。子どもたちのキラキラと輝く瞳が思い浮かぶ写真絵本です。
最初に登場するのは、立てた人さし指の先に、赤くつやつやとしたナナホシテントウがくっついている写真です。指先に焦点を合わせることで背景がぼけ、小さなテントウムシが大きな存在感を放っています。
次のページは、クモに似た虫を指でそっとつまみ上げている様子です。巻末の解説によると「ザトウムシ」だそう。細く長い脚が特徴的で、あまり目にする機会のないその姿を鮮明に見せてくれます。
30枚ほどの写真の後には、谷川俊太郎さんの詩「みてみて」が掲載されています。擬音語・ 擬態語を生かした作品で、写真と同様にみずみずしく、小さな世界を豊かに写し出してくれます。私たちの周りには美しいものや不思議なものがあふれていますね。
| 対象年齢 | 3歳ぐらいから |
|---|---|
| 作者名等 | 小西 貴士・写真/谷川 俊太郎・詩 |
| 出版社 | 福音館書店 |