この本に出てくる生き物は、みんな実物大です。哺乳類や爬虫類、鳥、魚、虫といった、大小さまざまな生き物を全て切り絵で表現した作品で、「ほんとの大きさ」を感じることができます。表紙を飾るのは大きなゴリラの手と、とても小さなサルの仲間。自分の手を当てて、大きさを比べてみたくなります。
ダイオウイカの直径30センチもある目玉や、体長7メートルのイリエワニの口など、大きな生き物は見開きいっぱい使っても、体の一部しか収まっていません。それぞれの特徴がよく分かり、迫力も伝わってきます。体長8ミリの魚や5センチのネズミなど、小さな生き物も登場します。
切り絵なので、写真で間近に生き物を見るのは苦手という方でも楽しめるのではないでしょうか。巻末では、作中に登場した生き物たちの生態を詳しく紹介しています。子どもの興味をそそる図鑑のような作品です。実際の姿を見に、動物園や水族館へ行きたくなるかもしれませんね。
作者は切り絵の名手として知られ、他にも「こんなしっぽでなにするの?」「進化のはなし」「ホネホネ絵本」など、易しく科学に触れられる作品を多く手がけています。
長谷川恵(認定こども園四ツ小屋)
| 対象年齢 | 小学校低学年ぐらいから |
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| 作者名等 | スティーブ・ジェンキンズ・作/佐藤 見果夢・訳 |
| 出版社 | 評論社 |