黄色い果物と言えば、何を思い浮かべるでしょうか。酸っぱいレモンに、南国のパイナップル。今回はたくさんある黄色い果物の中でも「バナナ」が主役のお話を紹介します。
真っ青な表紙に、バナナが1本。ページをめくると、皮をむかれた食べ頃のバナナや、木に実った青いバナナが登場します。バナナを食べる動物と、食べない動物も描かれています。
私たちにとっては身近な果物で、食べる機会も多いので親しみを持ちやすいですね。この本を読みながら、皮をむいて「もぐもぐ」と食べるまねをしてみるのも楽しそうです。
注目してもらいたいのが、何度も繰り返し出てくる「バナナです」という言葉です。たった5文字の言葉ですが、よく見ると、一緒に描かれているバナナや背景の色によって文字の色も青、緑、黄、茶などに変わります。
ゾウなら大きく、ネコなら小さく、動物たちの大きさによって文字の大きさも違っています。声に強弱をつけて読んでみると、単調な言葉の繰り返しとは違って、リズミカルに聞こえますよ。読んだ後に、どのバナナが1番好きだったか、お子さんと一緒に読み返してみてくださいね。
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | 川端 誠・作 |
出版社 | 文化出版局 |