はたらく車って、見ているだけでワクワクしませんか。人の暮らしをサポートし、安全を守ったり荷物を運んだり。今回の絵本は、そんなたくさんの車が活躍するお話です。
男の子が「ぼくの くるま かしてあげるよ」と、スパナを片手ににっこり。隣のページにはクレーン車、パトカーなどがずらりと並んでいます。
ネコのお母さんが「くるま かしてくださーい」とやって来ました。子ネコたちが木の上から降りられなくなっています。出動したのは高所作業車。ぐんぐんブームを伸ばし、無事に救出できました。
次に来たのは、子どもたちと焼き芋をするという園長先生。消防車が駆けつけます。お芋はこんがり焼け、消防車の放水で火の始末も完璧。
恐竜の化石を持ち上げてほしい、泥棒を捕まえてほしい…。男の子はどんな要望にも応えます。仲良しのマキちゃんが慌ててやって来ました。急いで救急車を出しますから、もう安心ですよ。ところで救急車で運んであげたのは誰かしら?
無限の力を持つはたらく車。「くるま かしてくださーい」と呼んでみましょう。きっとすてきな車が出動してくれます。
対象年齢 | 3歳ぐらいから |
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作者名等 | 鈴木 まもる・作・絵 |
出版社 | 文溪堂 |