4月になれば、入学式。新1年生はわくわくしてその日を待っていることでしょう。今回紹介する絵本は、いうならば小学生の観察日記。実際の小学1年生のクラスを定点カメラで撮影したものです。一足先に学校生活をのぞいてみませんか?
朝、ガランとした教室に生徒が次々と登校してくると、クラスの1日が始まります。一番乗りを喜ぶ子や宿題を忘れて焦る子、クラスメートが捕まえてきた虫に群がる子など、ほのぼのとした日常が繰り広げられます。
朝の会から下校まで、授業中だけでなく休み時間に遊ぶ様子もばっちり観察しています。みんなの会話や心の声が吹き出しに書かれているので、自分もクラスの一員になった気持ちでツッコミを入れたくなります。
さらに、人けのない放課後の校内を探検したりランドセルの中身をのぞいたり…。おいしそうな給食メニューも大公開。
現役小学生はもちろん、はるか昔に卒業した大人も、この絵本を挟んで自分の小学校について語り合ってみてください。
髙橋 里后( 秋田市立中央図書館明徳館 )
(令和5年3月18日秋田魁新報掲載)
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
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作者名等 | 川島敏生・写真・文 |
出版社 | アリス館 |