タコとイカはどうちがう?

 海にすみ、くにゃくにゃしているイメージのタコとイカ。このタコとイカの違いを皆さんはどのくらい知っていますか?この絵本ではその違いを徹底解剖しています。
 最初に思い浮かべるのはやはり、足(絵本では「うで」といっています)の数でしょうか。タコは8本、イカは10本ですよね。でも違いはまだまだあるようです。例えば、すんでいる場所。同じ海でも、タコは海底に「家」を決めて、イカは海中を泳いで移動しながら暮らすそうです。その他に、獲物の捕り方、敵から逃げる時のスミの使い方、子育ての仕方などの違いも載っています。
 似ているところもあります。タコもイカも頭から足(うで)が生えていて、頭の上にのっているのがおなかだそう。そのおなかの中がどうなっているかも絵で分かりやすく説明しています。
 これぞタコ、これぞイカという迫力満点の写真も満載。絵や豆知識も各所にあり、読めばタコイカ博士になれるかもしれません。最後のページにはタコとイカのさばき方も載っています。絵本を読んだ後、親子で挑戦してみてはいかがでしょう。

 田丸美穂( 秋田県子ども読書支援センター )

(令和4年3月26日秋田魁新報掲載)

 

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対象年齢 小学校低学年ぐらいから
作者名等 峯水亮・写真/池田菜津美・文/杉本親要・監修
出版社 ポプラ社