表紙からピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか?手遊び・歌遊びでおなじみの4匹も登場するしりとり絵本をご紹介します。
しりとりの始まりは、昇ってきた「おひさま」。次はおうちの絵に「まど」「どあ」。さらにページをめくると、登場したのは「どあ」から出てきた「あほうどり」。しりとりの文字と絵を通して面白おかしくつながっていく物語の、始まり始まり。
「ごりら」が「らっぱ」を吹いたら、飛び出してきたのは「ぱいなっぷる」。突拍子もないしりとりからも、キャラクターの声や息遣い、音、温度まで伝わってくるから不思議。最後に表紙の4匹が「しろくま」さんのおうちへ向かい、「まく」が開かれて始まったのは、この時期にぴったりの…♪お子さんの成長に合わせて、絵を見せながら話しかけたり、順番に声を出し合ったり、クイズのように読み進めるのも楽しそうですね♪
つながっていくのは、しりとりだけではないのかもしれません。記憶や感覚の中に残っているものや、これから積み重ねていくもの。それは、子どもたちとの会話や息遣い、ぬくもりや香りなんだがもしれねなぁ。
髙橋 寛光( あきたパパ絵本チーム「パパコラボ」 )
(令和3年12月4日秋田魁新報掲載)
対象年齢 | 3歳ぐらいから |
---|---|
作者名等 | 馬場のぼる・作 |
出版社 | こぐま社 |