「はっはっはくしょん!」。突然、大きなくしゃみをしたくなる時がありますよね。それは、くしゃむしくんのいたずらかもしれませんよ。いたずら好きのくしゃむしくんが、動物たちの鼻にくっついてくしゃみをさせる、かわいらしいお話です。
ぶーんと動物たちの所へ飛んで行くくしゃむしくん。目がギラギラと大きくて、いたずら好きが伝わってきます。鼻にくっついた時の動物たちの顔、そしてくしゃみをした瞬間、大きく変わる動物たちの姿に、子どもたちの目はくぎ付けです。読み聞かせを繰り返すうちに、子どもたちも大きな声で一緒に「はくしょん」と言ってくれるようになります。
くしゃみの後の動物たちの気持ちを付け加えたり、子どもたちに聞いてみたりすると、想像が膨らみ、もっと絵本に引き込まれます。絵もやわらかいタッチで強調したい所をダイナミックに描いているので、子どもたちにも変化が伝わりやすいようです。くしゃむしくんが別の動物にいたずらをする「へっへっへくしょん。」もあります。合わせてご覧ください。
種村 智子( 秋田市寺内保育所 )
(令和3年9月11日秋田魁新報掲載)
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | たあ先生・作/あいはら ひろゆき・文/ちゅうがんじ たかむ・絵 |
出版社 | KADOKAWA |