作者はNHK Eテレの番組「ピタゴラスイッチ」を企画・制作しているユーフラテス。「いるか」と「もぐら」がこんがらがってできた生物「いぐら」が主人公のお話です。三つあるショートストーリーの中から、今回は「いぐら、おひるごはんをたべる!」の巻を紹介します。
おなかがすいたいぐらは食堂へ。ご飯を盛り付けたどんぶりを持ち、上に乗せる食べ物を選んでいきます。一つ目の分かれ道は、とんかつとハンバーグのコース。どれを選ぶのかは読者が道を指でたどり、決めることができます。
ハンバーグを選び、丼に乗せて進んでいくと、次は四つの分かれ道が現れます。選択肢は目玉焼き、トマト、チーズ、ハンバーグ。さらに進むと今度は八つの分かれ道が。目移りしてなかなか決められませんが、私は3回とも「ハンバーグ」を選択し、大迫力のハンバーグ丼が完成しました!さすがにいぐらもおなかいっぱいでしょうね。
物語の展開を読者が変化させることができるので、お子さんの遊び心を刺激し、何度も楽しむことができますよ。
千葉 智晴(木育パパサークル「あきた木木遊び隊」)
(令和2年7月19日秋田魁新報掲載)
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
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作者名等 | ユーフラテス/作 |
出版社 | 小学館 |