新緑の鮮やかな季節になりました。新型コロナウイルスの影響で気軽に外出できない日が続きますが、子どもたちにはできるだけ笑顔で過ごしてほしいものです。そこで今回は、親子の触れ合い遊びにぴったりな絵本を紹介します。
最初に登場するネコさんは「あーがりめ さーがりめ ぐるりとまわして ねーこのめ にゃおーん」と、目尻を当てた指を動かして表情をくるくると変えます。さぁ、一緒にお顔の体操をしましょう。小さいお子さんには大人が見本を見せたり、手を添えて手伝ったりしても良いですね。
「あーがりみみ さーがりみみ」と自慢の長い耳を動かすのはウサギさんです。頭の上に手を乗せて、まねっこしてみましょう。上手にできたかな?
キツネさんとパンダさんもやって来ました。キツネさんのあがりめは「ぷんぷん」、パンダさんのさがりめは「えーんえーん」ですって。最後は登場した動物たちがそろって表情をつくります。どんなお顔になったのかは、絵本を読んでのお楽しみ。
巻末には、表題の童歌の楽譜と楽しみ方の説明が付いています。お顔を面白おかしく動かせば、気持ちも上向きになってくるでしょう。
(令和2年5月17日秋田魁新報掲載)
照井 律子( 秋田市立中央図書館明徳館文庫 )
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | とよた かずひこ/作 |
出版社 | 世界文化社 |