思わずまねしたくなる体操の絵本を紹介します。体を動かすのが大好きな子どもたちにぴったりです。
「なりきりたいそうはじめるよ」と、かわいらしいパンダの子が語り掛けてきます。まずは両手を上にぐーんと伸ばして「チューリップのたいそう」。並んだ絵を見ると、ピンと立つ姿が確かにチューリップの花にそっくりです。
次に、パンダは手を伸ばしたままお尻をくねくねと動かし始めました。何のまねをしている体操なのでしょうか。次のページに移る前に、想像して当ててみるのも楽しいです。
両手を横に伸ばした状態で片脚を軸にぐるんぐるんと回ったり、うつぶせに寝転んで手足を浮かせたりしながら、パンダはいろいろな物になりきります。パンダと一緒に体を動かすとかなりの運動になりそうです。
ボールになりきってころころと転がると・・・大変!止まらなくなってしまいます。でも大丈夫。大好きなお母さんパンダがぎゅっと抱き締めて、助けてくれました。ほのぼのとしますね。
体操はおうちでもできる内容です。一緒に体を動かし、親子の絆を深めてください。
(令和2年3月15日秋田魁新報掲載)
田丸 美穂(秋田県子ども読書支援センター)
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | いりやま さとし/作 |
出版社 | 講談社 |