体を動かすのにぴったりな季節になりました。今回は野菜たちのマラソン大会のお話を紹介します。
子どもたちにおなじみのトマトにカボチャ、トウモロコシ、ソラマメ、ニンニク、パセリまで。おいしそうな野菜たちが張り切って並んでいます。さあ、いよいよスタートです。
筋肉ムキムキのニンニクが、力強く走ったかと思えば、次のページではパセリがすごい勢いで追い上げてきました。さらにめくると、ニンニクとパセリを追い越して、ラディッシュがダッシュで先頭を走っていきます。
「にんきもののにんにく きんにく むきむき」「りっぱな パセリは つっぱしる」「ラデッシュ だんだん ダッシュする」というように、野菜たちが走る様子がリズミカルな言葉とユーモアたっぷりのイラストで描かれています。さあ、一番最初にゴールするのはどの野菜かな?
野菜嫌いのお子さんは、野菜に興味をもつきっかけになるかもしれませんね。言葉の面白さに興味を持ち出したお子さんにもぴったりです。
この絵本と同じシリーズには、他に「くだものだもの」「おかしなおかし」の2冊があります。
(令和元年10月13日秋田魁新報掲載)
福本 優子( 寺内保育所 )
対象年齢 | 3歳ぐらいから |
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作者名等 | 石津 ちひろ/文 山村 浩二/絵 |
出版社 | 福音館書店 |