子どもたちもよく知る身近な生き物たちが、みんな「ぴょーん」とジャンプする絵本です。
はじめに登場するのはカエル。ジャンプの達人らしい見事な姿を見せてくれます。次に出てくる子猫は、両手両足を広げてが一生懸命ジャンプする姿がダイナミックです。
続いてのイヌは高くジャンプする時の表情が面白く、バッタのジャンプは迫力満点!羽の音まで聞こえてきそうなくらいリアルな絵が特徴です。まだまだ生き物たちのジャンプは続き、ページをめくるたびに子どもたちのワクワクも増していくことでしょう。
絵本が縦開きになっているおかげか、生き物たちがジャンプする姿に一層躍動感が感じられます。読み聞かせをしていると、赤ちゃんがジャンプしようとお尻を持ち上げるしぐさが見られたり、子どもたちが掛け声と一緒にジャンプしたりすることも珍しくありません。「何度読んでも飽きない」との声も聞かれます。
「ぴょーん」の掛け声に合わせて「たかいたかい」してみるなど、それぞれお子さんが喜ぶ読み方で楽しんでみてください。
(令和元年8月25日秋田魁新報掲載)
石坂 千雪(鹿角市児童センター・子ども未来センター)
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | まつおか たつひで/作・絵 |
出版社 | ポプラ社 |