まんまるおめめのひよこのぴよちゃんが、お散歩に出掛けます。行く先々で「だれかいますか」と声を掛けると、小さな生き物たちが次々登場します。
触って遊べる「ぴよちゃんとさわってあそぼ」シリーズ。ぴよちゃんが散歩中に見つけたクローバーやチューリップ、キャベツなどが全てフェルトで作られています。
フェルトをめくると、テントウムシや青虫、チョウなどが次々現れます。きっとお子さんは「見て見て」というサインを出したり、驚きの表情を見せたりして、何度も読み聞かせをリクエストするでしょう。
絵本の特徴はなんといっても、手のひらサイズのかわいらしさ。イラストの大きさが子どもの目線にぴたっとはまり、お気に入りの一冊になるでしょう。
優しい色使いで、登場する生き物たちもニコニコ笑顔。なかなか触れることのない生き物との出会いにもなりそうです。
ぴよちゃんに見つかった生き物たちが、最後には「どこいった?」とぴよちゃんを探します。結局ぴよちゃんは、おうちでねんね。クスッと笑いたくなるほほ笑ましい場面です。
令和元年7月7日秋田魁新報社掲載
仁村 由美子( 聖霊女子短期大学付属幼稚園・保育園 )
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | いりやま さとし/著 |
出版社 | 学研プラス |