冬休み、皆さんはどのように過ごしていますか?子どもと雪遊びを楽しんだ家族も多いのではないでしょうか?
雪遊びは雪国の子どもたちの特権です。家の屋根にも庭にも道路にもどんどん積っていく雪。触ると冷たくて、握るといろいろな形ができる雪。きれいで神秘的な雪。一面真っ白な雪の上に、自分の足跡を付けたり、わざと転んで身体の跡を付けたり。雪と戯れるのはとても楽しいことですよね。
絵本の主人公は雪だるまです。「ふわふわふわり」雪が降り、雪だるまが「ごろごろごろんご」転がります。その上にもう一つの雪だまが跳ねて重なり、黒い目も付きました。雪だるまは犬と遊びたがって手足をのばし、犬と一緒に雪の中を「とっことっこわんわん」と駆け回ります。
布を使って描かれた絵は温かみがあり、背景の青に雪の白や犬の黄色が映えます。文は擬音語や擬態語が中心でリズミカル。これから雪遊びデビューする子にも、雪遊びが大好きな子にも楽しんでもらえる一冊です。
田丸美穂(県子ども読書支援センター)
▶お父さん・お母さんへの内緒話
秋田の冬は寒さが厳しいですが、時にはお日様が顔を出すこともあります。そんな時は暖かい格好をして親子で雪だるまを作ってみてはいかがでしょう。動いているうちに心も身体もぽかぽかしてきますよ。
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | たむら しげる/作 |
出版社 | 福音館書店 |