「おにのパンツ」といえば、「おにーのパンツはいいパンツー、強いぞー、強いぞー」という歌を思い出す人は多いのではないでしょうか。おなじみの歌が絵本になりました。
鬼といえば、怖いもの、昔話では悪役だったり。節分では豆を投げられて外に追い出されたりしますね。でもこの絵本では、鬼がかわいらしく描かれ、まるでマスコットキャラクターのよう。赤鬼と青鬼が元気に歌い始めると、動物たちが集まってきます。もちろんみんなトラ皮のパンツを履いて、にこにこ歌って踊っています。
この絵本は、「わらべうたえほん」シリーズの中の一冊です。ほかに「あぶくたった」「おべんとうばこのうた」「とんとんとんとんひげじいさん」なども刊行されています。誰もが聞いたことのあるものばかりですので、すぐに歌って楽しむことができると思います。楽譜も掲載されていますよ。好きな歌を見つけてみてください。
柴田麻衣子(横手市図書館課)
▶お父さん・お母さんへの内緒話
童謡などを歌って聞かせることで、赤ちゃんは身近な人の声を聞く心地よさを感じることができます。聞く体験は、本を読む声に耳を傾けることにつながっていきます。絵本の読み聞かせを最後まで聞くのが苦手な子も、この絵本なら楽しんでくれるかもしれません。鬼たちのように、読み手も子どもも一緒に歌いながら、絵本に親しめるといいですね。
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | 鈴木 博子/構成・絵 |
出版社 | ひさかたチャイルド |