表紙には、口を大きく開けたカナヘビの写真が載っています。特撮番組の怪獣のように見えませんか?
本を開くと、カナヘビは「ファイルナンバー1」として紹介されています。和名は「ニホンカナヘビ」。見つけた場所「コンクリートの上」、現れる時期「4月から11月」、大きさ「200mmくらい」。見つけるときの難易度は「簡単」となっています。
このように、小さな生き物がナンバー48まで登場します。どの写真も最高のカメラアングルで、臨場感たっぷり。まさに小さな怪獣です。地下での様子や飛行中の生態などもしっかり伝えています。
別のページのコーナー「いろいろ自慢」もお勧め。ジャンプ、鳴き方カラフルさなどの項目に登場する生き物を予想しながら読むと、面白さが倍増します。
作者の軽快な文章からは、庭を探険する楽しさも伝わります。小さな怪獣たちが、たくさんの「ワクワク」「ドキドキ」を届けてくれるでしょう。
仁村 由美子 (聖霊女子短期大学付属幼稚園・保育園)
お父さん・お母さんへの内緒話
カマキリやトカゲが苦手な大人もいますよね。でも写真を見ると、作者が小さな命とその営みに畏敬の念を抱き、シャッターを切っていると感じます。この本で知識と度胸をつけて、探検に出掛けませんか。見つけるのは簡単でも、捕まえるのが難しい生き物もいます。ファイルの備考欄の情報をチェックしてくださいね。虫よけ対策をして、探険にレッツゴー!
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
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作者名等 | 松橋 利光/作 |
出版社 | アリス館 |