「あがりめ さがりめ ぐるりとまわって ねこのめ」というわらべ歌を知っていますか?今回紹介するのは、このわらべ歌と、手遊びの「いないいないばあ」を取り入れた絵本です。
男の子と女の子が向き合って遊んでいます。男の子が歌い始めました。「あがりめ さがりめ ぐるりと まわって ねこのめ」。すると男の子が猫に変身します。
今度は女の子が「いない いない ばあ」。女の子も変身するのでしょうか。続きは絵本を見てのお楽しみ。最後のページに描かれている2人の姿は「また遊ぼうね」と言っているように見えます。
さて絵本を見終えたら、今度は親子で一緒に歌って遊びましょう。絵本と同じようにしても楽しいですし、語り掛ける言葉に節を付けて歌っても面白いですね。わらべ歌を題材にした絵本はたくさん出版されています。絵本を通じて、触れ合いの時間をたくさん持ってもらえたらうれしいです。
解説:佐藤智子(秋田市立新屋図書館「おはなしのしずく」)
▶お父さん・お母さんへの内緒話
わらべ歌の独特の節回し言葉の響きは、みんなの心を和やかにしてくれます。子どもは大人の楽しそうな表情に安心して、大人は子どもの喜ぶ様子を見て、それぞれが幸福感や満足感を得ることができるでしょう。わらべ歌を通じた触れ合いが、親子の信頼感を育んでくれるようにも思います。わらべ歌がより身近なものになりますように…。
【2015年 マザーズタッチ文庫】
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | いまきみち/作 |
出版社 | 福音館書店 |