ぐりとぐらが海辺で遊んでいると空き瓶が流れてきました。中には手紙と地図が入っています。手紙には「しんせつなともだちへ しんじゅとうだいへきてください。 うみぼうずより」と書いてありました。
浮輪をつけていざ出発! すると海の真ん中に突然丸い頭が浮かび、「ほーい、しんせつなともだちー」と呼び掛けてくるではありませんか。声の主はうみぼうずでした。うみぼうずは、どんな顔をしているのでしょうか。怖いのかな?
いえいえ、優しそうな男の子でした。うみぼうずは灯台にあった真珠のランプをなくしてしまい、一緒に探してくれる仲間を求めていたのでした。ぐりとぐらに真珠を拾ってもらい、うみぼうずは大喜び。お礼にいろいろな泳ぎ方を教えてくれました。「くらげおよぎ」「くじらおよぎ」「いるかじゃんぷ」…。どんな泳ぎ方なのか、絵本で確認してくださいね。かわいい水着のぐりとぐらは上手に泳げるようになったかな?
解説:佐藤智子(秋田市立新屋図書館「おはなしのしずく」)
▶お父さん・お母さんへの内緒話
主人公のぐりとぐらの動きを追いながら読むことが多いと思いますが、絵本にはたくさんの友達が登場します。この友達に注目してみるのも面白いかもしれません。今年も暑い夏がやってきました。海やプールでいっぱい遊んでください。
対象年齢 | 3歳ぐらいから |
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作者名等 | なかがわりえこ/さく やまわきゆりこ/え |
出版社 | 福音館書店 |