「なあ、おかん。きょうのばんごはん、なんや?」「はあ?いま、ひる、たべたばっかりやろ?なんで、ばんごはん、かんがえなあかんねん」
おかん(お母さん)と男の子の会話だけで展開していく絵本で、テンポのいい掛け合いが心地よく、温かい気持になる絵本です。男の子の問いかけや洗濯などをしながら子どもと会話を楽しむおかん、そして2人の生き生きとした表情にご注目を!
ところで、皆さんはお母さんのことをどう呼んでいましたか?また、お母さんになってどう呼ばれていますか?生まれ育った時代や地域によっても違うかもしれませんね。作者の平田さん夫妻は方言も大切にされています。皆さんも体に染み付いている秋田弁っこで、絵本を読んでみてくださいね。
また、一人二役で読むのはもちろんですが、おかん役と男の子役を決めてお子さんやお孫さんと読んだり、家族で役割を変えたりして読み合うのもお勧めですよ。
シリーズ版に、お父さんと男の子の掛け合いが楽しい「おとん」、男の子がおかんとおとんが結婚した理由に迫る「おかんとおとん」もありますので、そちらも読んでみてくださいね。
あぁ、なんだかおかんとお話っこしでぐなっちゃったなぁ。
高橋寛光(あきたパパ絵本チーム「パパコラボ」)
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
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作者名等 | 平田 昌広/作 平田 景/絵 |
出版社 | 大日本図書 |