表紙に誰かの影が・・。誰だろう?「まっくら くらくら くらーい くらい でんきをつけてちょうだい」とお願いすると、影はひもを引っ張って電気をつけてくれます。パッと明るくなったところに立っていたのは、にっこり笑った小鳥のピーちゃん!
次のページをめくると、また黒い影。今度は誰?またお願いすると、今度は足元のスイッチを押して電気をつけてくれます。立っていたのはカエルのケロッパでした。
電気をつけた時の暗闇から明かりがつく瞬間が楽しい絵本です。動物たちがシルエットになっていて、「誰かなー」と想像するのもわくわくします。当てっこする子どもたちは様々な表情を見せてくれることでしょう。
電気のつけ方もひもをひっぱるだけではなく、壁のスイッチを押したり、押したけどつかなかったりと豊富です。「まっくら くらくら くらーい くらい」の繰り返される言葉もリズミカルに楽しめます。
部屋の電気のスイッチを入れたり切ったりのいたずら盛りの1.2歳の子どもも喜ぶ絵本です。まだまだ暑い夏が続きますが、涼しいお部屋で親子でゆっくり絵本に親しむのもいいですね。
福本優子(秋田市岩見三内保育所)
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | はせがわ せつこ/文 やぎゅう げんいちろう/絵 |
出版社 | 福音館書店 |