こぐまちゃんが花に水をあげています。じょうろにはまだ水がいっぱい。次に池の金魚に水を掛けてあげます。今度はなんとアリの行列に水を!このいたずらにアリたちはびっくりです。
そこへ、しろくまちゃんがホースを持ってやって来ます。こぐまちゃんもホースに持ち替え、遊びはさらにダイナミックに。水を掛け合ったり、川を作って入ったりして、泥んこになっておうちへ帰ります。
皆さんも知っての通り、子どもは水遊びが大好きです。夢中で遊ぶふたりからは、友だちとのふれ合いやわくわくする気持ちが伝わってきます。さまざまなものに目をとめ、遊びに取り入れる様子は、子どもの柔軟な発想ならではといえるでしょう。お手伝いをしていたはずが、いつの間にか遊びに変わっていることも子どもらしく、ほほ笑ましいものです。
さて、お風呂に入ったこぐまちゃん。シャワーを浴びながら「しゃわーの おと ぱら ぱら ぱらん おもしろい」。こぐまちゃんの水遊びは、まだまだ続いているのですね。
暑い日が続きます。こぐまちゃんのように、思いっきり水とのふれ合いを楽しみたいですね。
佐藤美郷(秋田市立新屋図書館)
対象年齢 | 3歳ぐらいから |
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作者名等 | わかやま けん/作 |
出版社 | こぐま社 |