とてもストレートなタイトルの絵本です。あまりのストレートさに思わず笑ってしまいます。物語の主人公はしょうへい君。1週間の旅から帰ったお父さんに、しょうへい君は自分が描いた絵日記を見せました。
「なんだ、しょうへい。これは?」とお父さんはとても驚きました。絵日記はなんと、うんこの絵。びっくりするようなでっかい7段のうんこの絵でした。
1段目は「とうさんの出かけた月曜日の夜のおみそしる。わかめはぼくが、切ったのさ」。2段目は「とうさんのいない火曜日の夜のほうれん草のごま和え。赤いくきのところも食べたんだ」。
3段目は豚汁、4段目はゴーヤチャンプル・・。7段目にはこれからお父さんと食べるはずのエビフライが、そのままの形で重なっています。
しょうへい君はお父さんがいない間、お母さんのご飯をモリモリ食べて仲良く過ごしていたんだよ、と伝えたかったのでしょうね。
うんこの観察日記ではありませんし、絵もリアルではありません。かわいらしく描かれていますのでご安心ください。ほほえましい家族の表情にも注目の1冊ですよ。
千葉智晴(木育パパサークル「あきた木木遊び隊」)
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
---|---|
作者名等 | 村中 李依/作 川端 誠/絵 |
出版社 | BL出版 |