赤いネクタイに白衣。大忙しのサンタさんにちょっと似ている穏やかで優しい表情のアントン先生。こちらは動物病院の先生です。
きょうは、朝早くからニワトリさんに起こされて病院を開けました。声の出ないニワトリ、注射の嫌いなトラ、あごの外れたワニ、腰の痛いヘビにおならが臭いスカンク…。次々にやってくる患者さんにアントン先生は大忙し。
元気のないヤギさんの話を聞いていたアントン先生が突然「バッターン」と倒れてしまいました。アントン先生を心配して駆けつけた動物たちが届けてくれたプレゼントと手紙に、アントン先生は頭をポリポリ。さてさて、アントン先生はどうして倒れてしまったのでしょうか。
みんなに愛されているアントン先生が登場する絵本には、保育所の子どもたちや、保育士の中にもファンがたくさんいます。
アントン先生と表情豊かな動物たちとの診療場面は見どころがたくさん!困ったり、にやりとさせられたり、大笑いしたり、親子で一緒に笑いあったら元気になること間違いなし!優しさと思いやりと笑顔、そして幸せもいっぱい広がっていく絵本です。
三浦恵理子(秋田市寺内保育所)
対象年齢 | 3歳ぐらいから |
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作者名等 | 西村 敏雄/作 |
出版社 | 講談社 |