やまのおふろやさん

　寒くなりました。温かいものが恋しい季節です。お鍋、こたつにミカン、手袋とマフラー。靴下もほかほか、いいですね。でも、やっぱり心も体もぽっかぽかにしてくれるのは、お風呂でしょうか。今の季節にぴったりの、親子で楽しめるお風呂の絵本を紹介します。
　山の中にお風呂がありました。きっと温泉です。露天風呂です。動物の親子がお客さん。次々に温まりにやって来ます。「ほっかほか、気持ちいいね」。親子みんなの気持ちいい表情に、ほっこりします。そこに雪だるま親子がやって来ました。さあ、どうなってしまうでしょう。
 　小さい子には、テンポのいい繰り返しの言葉や、身近なお風呂のお話で、共感しながら楽しめます。期待を裏切らないラストには、子どもだって大人だって温かい気持ちになることでしょう。
 　毎日のお風呂、親子で入ることができるのも限られた時間かもしれません。今だけ限定のお風呂タイム、ほっかほかの気持ちいい時間を親子でたっぷり楽しんで、愛情も一緒に充電してくださいね。

三浦恵理子（秋田市寺内保育所）

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