松谷みよ子の「あかちゃんの本」シリーズの1冊です。
まこちゃんはバスケットにおやつを入れ、赤い車を運転して遊園地へピクニックに行きます。すると、「ストップ!のせてのせて」とウサギが手をあげます。
ウサギを乗せて走っていくと、「ストップ!のせてのせて」と2匹のクマが手をあげています。クマを乗せると、今度は「ストップ!のせてのせて」とネズミのお母さんと子どもたちが手をあげています。
ネズミの親子を乗せると、車は真っ暗なトンネルに向かいます。トンネルを抜けると、はるか向こうに遊園地が見えてきます。
小さい子どもの絵本は、子どもが日常体験できる生活が物語になっています。ウサギが乗り、クマが乗り、ネズミが乗るという繰り返しも、動物がだんだん増えてくるので、みんなが乗れるだろうかとはらはらさせられます。
松谷さんの「あかちゃんの本」シリーズは、たくさんの子どもに読み継がれている「あなたはだあれ」(童心社)などの絵本がありますので、ぜひ読み聞かせをしてください。
金田昭三(児童文化研究家)
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | 松谷 みよ子/作 東光寺 啓/絵 |
出版社 | 童心社 |