ぽんぽんポコポコ

 まだお話のできない小さな赤ちゃんと遊ぶ時、どうしたらいいでしょう。そんな時こそ絵本ですとも。
 でも、言葉のやりとりはできない赤ちゃんが、絵本なんて楽しむの?そんな風に思う方もいるかもしれません。そこで、小さな赤ちゃんが文句なく楽しんでくれる絵本を紹介しましょう。
   絵本は、ほとんど「ぽんぽんポコポコ」という言葉だけで書かれています。
 ページを開くと「ぽんぽん」という言葉とおなかの絵。次のページでは動物が機嫌良く「ぽんぽんポコポコ」とおなかをたたいて踊っています。最後に赤ちゃんも登場して「ぽんぽんポコポコ」、みんな笑顔になります。
 同じ言葉の繰り返しや、誰かがおなかをぽんぽんしてくれる楽しさは、どんな赤ちゃんでも気に入ってくれるでしょう。赤ちゃんの柔らかくて魅力的なおなかをぽんぽんしているうち、大人も元気になりますよ。
 
悲しいことがあっても、ぎゅっとハグしたりすると、元気になることってたくさんありますよね。優しく人に触れるのはとても楽しいことです。赤ちゃんとたくさん「ぽんぽんポコポコ」して笑顔になりましょう。
 
遠藤美弥子(おはなしの会「おはなしの扉」)

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対象年齢 赤ちゃんから(0歳~ )
作者名等 長谷川 義史/作
出版社 金の星社