「こぐまちゃんえほん」シリーズの一冊です。
お母さんから小さなスコップを買ってもらったこぐまちゃん。早速土掘りを始め、泥団子で土俵のような円を作ることにします。
そこへ仲良しのしろくまちゃんが遊びに来るのですが、「石けりぴょんもひとつぴょん」と泥団子をつぶしてしまいます。
怒ったこぐまちゃんは「つぶしちゃだめ」と言いますが、けんかになり、こぐまちゃんはしろくまちゃんを押し倒してしまいます。でも、すぐにふたりは「ごめんね」と言って仲直りをして、一緒に泥んこ遊びを始めます。
「えっさのほいさ あなほれぽん」「すこっぷすこっぷ あなほれぽん」と穴を掘り、「がらとんがらとん だんぷかー」「がらとんがらとん どろはこび」と土を運びます。
大きい大きいお山ができ、大きい大きい穴ができました。二人は穴に入って大満足です。
子どもたちの日常の遊びがそのまま絵本の物語になっているので、子どもたちはうなずきながら見ることでしょう。
金田昭三(児童文化研究家)
対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) |
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作者名等 | わかやま けん/作 |
出版社 | こぐま社 |