私たちの周りにはたくさんの鳥がいますね。公園の人なつこいハトは間近で見ることができますが、警戒心の強い鳥は、鳴き声は聞こえてもなかなか姿を見ることはできないものです。そんな鳥をもっと近くで観察するために、この本ではエサ台を置いて鳥を呼ぶ方法を紹介しています。
大きめのエサ台に、細かくしたパンと米粒を入れて、大きな音をたてないように見守ります。エサを置いても、鳥たちはすぐにはやってきません。
3日目から少しずつスズメが集まりますが、まだ近くの木の枝から見ているだけです。10日目になって、スズメたちがエサ台で食べ始めました。その様子はとてもかわいらしく、思わず手をのばしたくなります。
スズメの他にも、たくさんの鳥を紹介。仲良く食べたりけんかをしたり、鳥同士のかけひきも興味深いものがあります。
エサ台を置く場所がなくても、近くの公園などで鳥が好む木や花を探してみると、その姿を見つけられるかもしれません。親子で身近な鳥たちの声に耳をすませてみましょう。
金森靖子(秋田市立中央図書館明徳館)
対象年齢 | 5歳ぐらいから |
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作者名等 | 大久保 茂徳/監修 |
出版社 | ひさかたチャイルド |