2018年04月02日
平成30年2月20日(火)、秋田市にぎわい交流館AU(あう)にて、「新しい働き方の実証事業報告会inあきた」を開催しました。
講演「新しい秋田の未来に向けて~新しいワークスタイル・ライフスタイルを実現する~」
講師:一般社団法人Work Design Lab 代表理事 石川貴志氏
テレワークを含めた働き方の選択により、大人たちがイキイキ働く社会をつくるためのアイディアなどについて、複業家として活動する自身の経験をもとにお話いただきました。
「新しい働き方の普及支援」の概要
県が実施してきたテレワークの活用による新しい働き方の普及支援にかかる背景や目的等についてご紹介しました。
実証参加企業からの報告
各実証参加企業の方々から、新しい働き方の実証状況をお話いただきました。
NPO法人秋田花まるっグリーンツーリズム推進協議会
(秋田市 その他サービス業)
従来の顧客対応業務を見直すとともに労務管理制度を変更し、自宅等の事務所外でも働ける環境を整備することで、勤務場所や勤務時間による制約を受けずに、子育てや介護をしながらも働き続けられる柔軟な働き方に取り組みました。
株式会社エポックコミュニケーションズ
(秋田市 広告業)
裁量労働制の導入と事務所外でも業務データやスケジュールを利用して作業できる環境を整備することで、急な子どもの病気看護等が生じても在宅で業務を継続できるよう、取り組みました。
株式会社シースマイル
(大館市 医療・福祉)
女性が多い介護の職場において、在宅勤務の導入や労務管理の見直しにより、育児をしながらも働き続けやすい環境の整備に取り組みました。
廣瀬産業株式会社
(由利本荘市 縫製業)
工場・事務所で行っていたミシンの縫製業務や図面作成(CAD)業務について、スマートフォンやセンサー等を活用し、離れた場所で業務を継続できる環境を整備することで、在宅勤務に加えて、勤務時間や通勤に制約がある人材の働き方の見直しに取り組みました。
株式会社村岡組
(横手市 建設業)
社員の家族介護の発生に対応し、事務所で行っていた図面作成等の業務について介護を行いながら、在宅で業務を継続できるように取り組みました。また、建築現場での負担が増加している現場監督業務について、カメラ等を活用し、離れた場所から監督業務を補う環境を整備することで、複数の現場の巡回に伴う時間や負担を軽減する働き方の見直しにチャレンジしています。
※テレワーク導入のガイドラインを準備中です。
各企業の詳しい取組はガイドラインに掲載予定です。
国・県の支援制度について
テレワークの導入にあたり活用できる国・県の支援制度等について、主なものをご紹介しました。
報告会のまとめ~グラフィックレコーディング~
制作者:まちづくりファシリテーター 平元美沙緒氏
「グラフィックレコーディング」という手法により、報告会の内容をイラストを用いてわかりやすくまとめていただきました。
(本ページで枠線がついている画像は、クリックするとダウンロードできます)
テレワーク試行の取組をまとめました!
平成28~29年度において、秋田県では県内企業に対しテレワーク導入のためのコンサルティングや試行の計画づくり、実際の試行のための支援を実施し、導入ガイドラインを作成しました。
自社でのテレワーク導入の検討時に、是非ご活用ください!