イベント
19.01.17
料理教室探訪〜「Weekend Citron」北島真澄先生〜
Weekend Citron
明るい天窓に大きな海外製のアイランドキッチン。
広々とした空間に、「こんにちはー!」と元気なご挨拶でみなさんやってきます。
北島真澄先生は、国際線のCAをされていたころからお料理好きで、海外では現地の美味しいものを食べたり、食材や食器の調達、offの日には日本で料理教室に通っていたそうです。
退職後、ご自宅でレッスンを始められ、今では予約の取れないお教室として知られるように。
メニューは帰ってすぐ作れて失敗がないようシンプルなレシピをこころがけているそう。
今回のクリスマスメニューのレッスンは、取材に伺った回が最後のクラスでなんと22回目。いらっしゃる生徒さんはほぼリピーターで、初めての方は既存の生徒さんの紹介(口コミ)がほとんどだそうです。
今回が初対面という方もいらっしゃるそうですが、どの方が初対面同士なのか全くわからないほど、みなさん和気藹々。おしゃべりに花が咲きます。
北島真澄先生の教室「Weekend Citron」
レッスンスタート
今回のレッスンは8品を1時間ほどで仕上げます。
品数が多くて驚きましたが、先生に伺うといつもレッスンは8品。お弁当などちいさいおかずのときは10品つくることもあるそうです。
メニューは
・白菜のポタージュスープ
・カブと柿のマリネ
・クミン風味のキャロットラペ
・サバのリエット
・サーモンとほうれん草のパイ
・チキンとりんごのマリネのオーブン焼き
・ローズマリーポテト
・ヘルシーチョコレートムース
まずはメニューの説明から。
秋に比内地鶏の現地視察にも行かれた先生。
「広いところを走り回って、元気いっぱいなんです。」「先生が走り回ったのかと思った!」などと笑いの溢れるやりとりも。
比内地鶏はモモ肉とムネ肉を使い、りんごとにんにく、ハーブなどでマリネしてオーブンで焼きます。
2、3日前から漬け込んでおいてもいいので、パーティーにもぴったり。冷凍も可能とのこと。
これはあとで焼くだけなので常温に戻しておきます。
それではそのほかの調理をみなさんで分担しながらやっていきましょう。
白菜は鍋にぎゅぎゅっと詰め込んで無水調理。塩をしながら2回に分けて入れましたが、こんなたっぷりの白菜が全部入ってしまいます。
その次はデザートのチョコレートムース。
ムースといっても、溶かしたチョコにヘルシーなあの食材を少しのジャムを混ぜるだけ。ギルトフリーなデザートがあっという間にできてしまいました。
切り物は先生が見本を少し切り、あとは生徒さんが担当します。おしゃべりもしながら、自然と切ったり剥いたり洗ったりの分担作業ができていて、つぎつぎと料理ができていきます。
サバのリエットは、今話題の鯖缶を使って、材料を分量どおり混ぜるだけ。
キャロットラペは人参をスライサーで千切りにして材料を混ぜるだけ。
ポテトは洗った水気のままレンジ加熱してあるので、パイ用に使う分とローズマリーポテト用に使う分を切ります。
パイは、パイバードを使います。
持っていない人は、使わなくていいんです。なくてもつくれます。でもかわいいでしょ?
みなさん鳥に興味津々。
鳥の口から蒸気が出るので、美味しく焼けるんだそうです。
パイ皿の中央に鳥を乗せて、ポテトを並べ、ソテーしたサーモンとほうれん草を重ね、さっと混ぜて作ったタルタルソースをかけ、冷凍パイシートで蓋をして、照り用の卵を塗ります。
鳥がお風呂に入ってるみたい!
かわいさに盛り上がります。
そしてようやく比内地鶏の登場です。
耐熱のグラタン皿に比内地鶏を並べ、ハーブとポテトを乗せて、オーブンへ。
皮をぱりっと焼くことがおいしさの秘訣ということで、しっかり上面を焼いていきます。
比内地鶏をマリネするのに使っていたりんごは、フライパンで焼き色をつけておき、あとでソースに仕上げます。
白菜のスープは水分がしっかりでてきたら、ミキサーで撹拌し、滑らかに。牛乳で濃度を調整したら、味付けは塩だけ。
野菜ソムリエプロの資格をお持ちの北島先生。野菜の美味しさを活かすため、シンプルな味付けのレシピにされているそうです。
冷やしておいたデザートの仕上げ作業も分担して行い、そろそろ盛り付けに。
白菜スープ、鯖のリエット、カブと柿のマリネを仕上げてテーブルへ。
それでは試食です
比内地鶏は試食中に焼きあがる予定なので、まずは乾杯していただきます。
前菜をいただきながら、おしゃべりも弾みます。
クレソンが売ってなくて。あそこで買ったら安かったよ!など食材情報もみなさんで共有しながらのたのしいランチタイム。
パイも切り分けて、キャロットラペを添えて盛り付け。
そうこうしている間に、比内地鶏が焼きあがりました!
香ばしい焼き色がついて、おいしそう!
先生がソースを仕上げてくださいます。
焼き上がりはうまみたっぷりの脂がたくさん出ていますね。
比内地鶏はこの脂がおいしいので、先ほど炒めたりんごに加え、塩とマスタードを加えたらソースは完成です。
テーブルに運んで焼き上がりを見ていただいたら、一旦下げて切り分け、モモ肉と胸肉を両方味わえるように盛り付け。ローズマリーポテトを添えて、ソースをかけたら完成です。
おいしい!
しっかりしてる
弾力がある
味が濃い
りんごが合うね!
次々におどろきの声が上がります。
比内地鶏の産地、秋田県大館市でりんごが栽培されていることから、りんごを合わせたそうです。
地のもの同士は相性がいいんですね。
デザートとコーヒーをいただき、クリスマスレッスン終了。
生徒のおひとりに感想を伺うと
「鶏肉と思って食べると硬いけれど、鴨肉などは好きなので、ジビエと思うとおいしく感じられた。いつもの鶏肉とは違うものだということが伝わり、食べてみてよさがわかりました。もっと広まるといいですね。」とおっしゃっていました。
それにしてもみなさんあまりに仲が良いので、今回のクラスが特に笑いの絶えない方達の集まりなのですか?と伺うと、どのクラスもこんな感じなんですよ、とのこと。
先生の人柄はもちろんのこと、レッスンが口コミで広がり、知り合いが知り合いを呼ぶからこその楽しい雰囲気なのかもしれませんね。
そして、先生の作りやすいレシピが、おうちに帰って家族からほめられて、また通いたくなるという好循環が続いているんだろうなと思いました。
北島先生、みなさんありがとうございました。
▼北島真澄先生のレシピはこちらから
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